やっと見ました映画版・
Producers!

たまたま同時期に発売された映画版のRENTと共に思い入れの強い作品です。
RENTは初めてブロードウェイ観劇デビューした作品。その時の私には、テーマが重すぎて考え込まされたのを覚えています。今年三月にNYから帰りの飛行機の中で見た時に"
Seasons of Love"の曲なんか聴くと胸が一杯になると同時に、勇気さえ感じる自分もいたのですが。

当時チケットがとりにくかった3作品"
Hair Spray"か"
Avenue Q"か"
Producers"かどれかはみたいなと思っていました。帰国前日にやっと席が取れたのが"Producers"でした。
初めてのオーケストラシート。
それだけでも、ドキドキでした。

TONY賞を取ったときの主役=この映画の主役
↓Nathan Lane&←Matthew Broderickのコンビからキャストは変わった時でしたが、こんなに笑った事ないんじゃないかと思うぐらい笑いました。

脚本は実にシニカル。
ブランケットや会計士の肘あてなどステレオタイプな表現をしながら、その登場人物のパーソナリティに伏線をはってるトコなんかは、よくできた本だなと思いました。学生時代、小説論の講義で習った事があるテクニックだったので。私、一応文学士です。
一番好きなシーンは劇中劇の
"ヒトラーの春"
ブラボー★
今まで笑いは先が見えるというか、意外性のある笑いは少なかった感じ・・・
それはそれで安心感のある笑いなのですが。
意外性のある、『そう来るか』とくる内容の連続だったので、ホントに面白かった!
涙が出てくるほど笑った事で、私は立直ってNYから帰国しました。
単純に今生きてる事が、すごく幸せだった。
その事に感謝できた。
コメディ見て、そゆ大事な事感じる辺りが私らしいのかもしれないです。
200%の無理をしなくもなったからかもしれないけど、この時以来精神的には上り調子だなと思います。実績はどうだろか??伴えばいいんだけどね。
producersはそんな思い出深い作品です。
舞台と映画は目線が違うけど、ほぼ見たままに再現されてて嬉しかったです。
思い入れ強い作品だったから、Nathan Lane&Matthew Broderickを見たくて、三月に
Odd Coupleを見に行ったのでした。