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個別性の原則

トレーニング原則の1つに、【個別性の法則】というものがあります。


簡単に言うと・・・
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個人の体格や体力などは個人差があります。
行うトレーニングプログラムは、その個人に応じた強度と内容を設定しなくては、いけません。

何故なら、全ての人にそのトレーニング内容を一律にすることは、トレーニング効果に差が出るだけではなく、身体的な障害を引き起こすことも高いからです。



個人の体格および体力水準には個人差があるので、トレーニング・プログラムは、姓・年齢・現在のトレーニング状況・現在の体力水準・意欲・興味等を考慮して個人にあった運動の強度と内容を設定しなければなりません。

すなわち、個人別の体力トレーニング・ブログラムのメニューを作成することがトレーニング効果を高めるために重要です。
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トレーニングメニューを作るということは、雛形にあるトレーニングの内容をウェイトの重さを設定することが、トレーニングメニューを作成するということではありません。



雛形にあるからといって・・・


脊柱にトラブルがあり、それが原因で円背(猫背)になってるクライアントに、ベンチプレス(それも二種類も)をバルグアップ(筋量増加)させるトレーニングメニュー
※具体的すぎて、ごめんなさい。





腰椎ヘルニアがありトレーニング経験のないクライアントに、ノーベルトで、フリーウェイトそれも体重と同じウェイトを設定するトレーニングメニュー


などなど


明らかに、危険を伴うものを作成してるケースを最近よく散見します。


人の身体というのは個人差があり、その人の身体の特性を正しくキャッチアップし、筋肉関節がどのような状態でそのクライアントが快適に暮らす為に、『何が必要なのか?』を考える【べき】です。
※あえて、【べき】という言葉を使ってみました。



人の身体はここに存在してることが奇跡であるほど、尊いもの。


だからこそ、安易な運動指導はしてはいけない。
だからこそ、常に自分自身の知識のUP-DATEが必要。
だからこそ、自分の指導を検証するような謙虚なココロが必要。


他人様の身体と向き合うだけに、そうしていくことが私たちにできる最大限の敬意だと思います。
by lovely_kh | 2010-04-07 23:25 | 豆知識